ホワイトニング用歯磨き粉の成分と効果 どんな商品を選ぶべき?
市販されているホワイトニング用の歯磨き粉には、ポリエチレングリコール、ポリリン酸ナトリウム、マクロゴールド400など、歯の黄ばみやヤニ汚れを落とす成分配合で、継続して使用すると徐々に歯が白くなっていきます。
普通に歯磨きをすることで飲食物での汚れはある程度は落とすことができますが、コーヒーや紅茶のステイン、たばこのヤニの黄ばみなどは一度歯についてしまうとなかなか落ちません。
ホワイトニングの歯磨き粉は、こうした頑固な汚れを落とすのに効果的です。
歯磨き粉選びですが、研磨剤で歯を白くするタイプの歯磨き粉は使い続けると歯を傷つけ今よりも黄ばみやすくなるのでおすすめできません。
研磨剤なしで、虫歯や歯周病予防の効果があるホワイトニング用の歯磨き粉を選ぶといいでしょう。
ホワイトニング用歯磨き粉のデメリットとメリットまとめ!無駄な買い物する前に要チェック!
ホワイトニングの効果が期待できる市販の歯磨き粉のデメリットとメリットについて分かりやすくまとめています。
ホワイトニング用歯磨き粉のデメリット
1、普通の歯磨き粉より値段が高い
ホワイトニング成分の配合量などで値段がピンキリで、高い=白くなるとは限らず、自分に合った歯磨き粉を見つけるのが難しいです。
2、磨きすぎると良くない
市販されているホワイトニングの歯磨き粉には研磨剤を使ったものも多く、磨きすぎて歯を傷つけ黄ばみの原因になってしまう場合も。
3、続けなければ効果がない
ホワイトニングの歯磨き粉を使うのをやめると、普段の生活により歯が着色してくる。
ホワイトニング用歯磨き粉のメリット
1、自宅で簡単に行える
今までの歯磨きと回数や方法はそのままで、歯磨き粉を変えるだけで気軽に始められます。
2、歯磨き粉を自分で選べる
自分の歯の状態に合わせたり、口臭予防など他に効果を吟味しながらいろいろ試すことができます。
3、歯医者のホワイトニングよりは安い
通常の歯磨き粉よりは値段が高いですが、病院でホワイトニングをするよりかははるかに安価です。
また、値段が高い物でも使用回数が制限されているものもあり、1回あたりの値段を考えると安いです。
ホワイトニング用歯磨き粉で人気9商品の成分と効果を徹底分析した結果
市販のホワイトニング用歯磨き粉で、アットコスメやAmazonのランキングで評価が高く人気の商品を中心にホワイトニングに有効な成分とその他の虫歯や歯周病、口臭予防に有効な成分の有無を調べた結果をまとめています。
ポリエチレングリコールがヤニ汚れ、着色汚れを除去する効果があり、薬用ハイドロキシアパタイトが虫歯を予防。リゾチウムは抗菌、抗炎症、止血作用があり、歯周病予防に役立ちます。さらに塩化ナトリウムを加えることで歯茎を引き締め、出血を抑える働きも期待できます。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
ハイドロキシリアパタイトは、歯垢を除去して歯を白くし、虫歯ではない歯の表面の傷を補修、エナメル質から溶けだしたミネラルを補い、初期虫歯を再石灰化することで虫歯を防ぎます。アパガードプレミオには、このハイドロキシリアパタイトの超微粒子化によりその作用をさらに有効にした、独自成分のナノ粒子薬用ハイドロキシリアパタイトを高配合しています。加水分解コンキオリン液(光沢成分)も配合しているので歯磨き後ツヤのある歯に仕上がります。Amazonなどのランキングでも非常に人気があるホワイトニング用の歯磨き粉で研磨剤の配合量も少なくおすすめです。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
ポリエチレングリコールとポリビニルピロリドンPVPのW処方でステインやたばこのヤニの除去に役立ちます。スモーキンにも、プレミオを同じく薬用ハイドロキシリアパタイト 虫歯予防 と加水分解コンキオリン液 光沢成分を配合しています。プレミオとの違いは薬用ハイドロキシリアパタイトの配合量(プレミオの方が1.4倍多い)とポリビニルピロリドンの有無(プレミオには入っていない)です。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
ハグキプラスWは、薬用成分として配合されているポリリン酸ナトリウムが、歯の着色汚れを除去してくれる効果があります。酢酸トコフェロール、イソプロピルメチルフェノール、トラネキサム酸の3つの成分が歯周病予防に効果が期待されます。ホワイトニングが目的というよりは、歯周病予防しながらホワイトニングもできるよという歯磨き粉。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
薬用成分のポリエチレングリコールが歯の汚れを浮かせて取り除き、光沢剤のパール末と雲母チタンが、歯にきらめくような輝きを与えます。さらに、薬用成分フッ化ナトリウムとモノフルオロリン酸ナトリウムをW配合することで、歯の再石灰化を促進し、虫歯の予防に役立ちます。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 不使用 |
ポリリン酸ナトリウムが、ブラッシングや食事で歯の表面にできた傷に入り込んだ蓄積汚れを取り除きます。薬用成分フルオライド(フッ素)が虫歯を予防、薬用イプシロン-アミノカプロン酸が歯肉炎の予防効果があります。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
歯の黄ばみやたばこのヤニ汚れには、ポリエチレングリコール(PEG-8)が作用し歯の汚れを除去する効果があります。さらに、虫歯の予防にフッ素と、口臭予防にイソプロピルメチルフェノールの2つの薬用成分が入っています。ただし、研磨目的でシリカ(無水ケイ酸)が配合されている為、磨きすぎると歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性も。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
歯科向けの商品を数多く扱うライオン歯科材株式会社が一般向けに開発した歯磨き粉です。ピロリン酸ナトリウムが歯に付着したステインを浮き上がらせ、無水ケイ酸A(研磨剤)で除去します。フッ素高配合(950ppm)でホワイトニングよりも虫歯の予防に重点をおいた歯磨き粉。ブリリアントモアも口コミでの評判がよく、ランキングでも人気があるホワイトニング歯磨き粉です。
研磨剤 | 使用 |
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発泡剤 | 使用 |
プレミアムブラントゥース
パパインの酵素の働きで、歯のホワイトニング効果が期待でき、研磨剤も使っていないので歯が削れる心配もありません。歯垢の付着や歯周病予防に効果的な成分、ウーロン茶エキスや茶カテキンの他、虫歯予防に効果が期待できるキシリトールも配合されています。また、ハッカ葉油には口臭予防の効果があり、ブラントゥース1本でトータル口腔ケアができます。歯磨きの後に使う商品ですが、メーカーに問い合わせたら、これ1本でもいいとのことでした。
研磨剤 | 不使用 |
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発泡剤 | 不使用 |
ホワイトニング用歯磨き粉には、量は違えど研磨剤が必ず使用されていますが、これは医薬部外品として歯磨き粉を作る場合に研磨剤は必ずいれなければならないからです。研磨目的で研磨成分を配合しているものもあれば、オーラパールやアパガードの様に、研磨目的ではなく少量配合しているものなど様々です。少量でも研磨剤なしの歯磨き粉がいいという人は、歯磨き粉ではなく、ジェルタイプのものを選べば研磨剤を使っていない商品が多いです。私が使っているプレミアムブラントゥースも研磨剤を使っていないジェルタイプで、エナメル質を傷つける心配がありません。
ホワイトニング用の歯磨き粉はこんな人におすすめ!歯磨き後に◯◯◯を使えばより白い歯になれる
市販のホワイトニング用歯磨き粉は、コーヒー、紅茶、ワインなど歯に色がつく飲料を好む方や喫煙回数が多く歯がヤニで黄ばんでしまっている方におすすめです。
黄ばみがそんなに気にならなくても、予防のために早期に取り入れると良いと思います。
また、歯並びが悪い方や入れ歯を使っている方など、歯の形状等で歯垢が溜まりやすい方にもおすすめです。
歯を白くしたい人は、歯磨き後にホワイトニングジェルを使うとよりホワイトニングの効果が高まります。